ANA株価は株主優待の優等生

NISA(少額投資非課税制度)の導入もあり、株主優待の人気が加速しています。配当金のほかに企業からさまざまな自社商品や優待券が送付されるとあって、低金利のご時世では優待株は際立って有利な投資先といえます。株価へのインパクトも絶大で、優待未実施だった企業が優待を新設すると、翌日には株価が急騰するのは日常茶飯事です。ただ、いくら株主優待が魅力といっても、高値で買ったのでは値下がりリスクが伴ってしまいます。できれば少しでも安く買うことが理想でしょう。また、業績の悪化によって優待を廃止するケースもあり、それに伴って当然ながら株価も急落の憂き目を見ることになります。そのようなリスクを考えると、株主優待の優等生といえるのが、ANA(全日本空輸)です。株価グラフを見ると一目瞭然で、ANA株価は万年低位株といわれるほど、低位で安定しています。業績の大きな向上が期待できないためですが、株主優待の取得が目的であればお買い得な株価といって間違いありません。国内線のユーザーであれば、50%の運賃割引は金額にすると大きなものになりますし、配当金をはるかに上回るパフォーマンスが期待できます。中期の株価グラフを見ても、ANA株価は概ね200~300円のレンジ相場で推移しており、どこで買ってもそれほど大きな値下がりリスクはありません。とはいえ、利回りを考えるとできれば買いコストは低いにこしたことはないので、株価グラフをチェックして、レンジ相場の下限に近くなったら買うようにしたいものです。このところ、上海株の急落に端を発した世界的な株価の急落がありましたが、不安定な相場環境にあってANA株価は今後も安定志向の投資家の注目を集めそうです。